('A`)袋小路でパイルバンカー! 〜女心は秋の空〜のようです

440 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日:2007/11/18(日) 18:06:09.00 ID:oyUHf6MY0
そろそろお題短編投下仕り候

お題
・袋小路
・パイルバンカー
・女心

5分後くらいからぼちぼち行く

444 名前:1/9 投稿日:2007/11/18(日) 18:12:23.20 ID:oyUHf6MY0
美府市総合町。
人口、およそ2万人。
主要産業、こけし作り。
一見平和そのもののこの街の奥深くで、どす黒い陰謀が渦巻いている事に
気付く者は、まだ、ごく少数である――


『袋小路でパイルバンカー! 〜女心は秋の空〜』のようです


試験明けの金曜日、素直 空は久しぶりに商店街に出た。

川 ゚ -゚)「うむ。大根が安い。
     やはり大根は青首に限るな」

素直 空。あだ名はクー。
16歳の現役高校生。
スリーサイズは上から豊満・スリム・ムッチムチ。

セーラー服に買い物篭を下げて商店街を行く彼女の姿を見て、
事情を知るものは彼女の健気さにそっと涙し、知らぬ者は「うはwww幼妻ktkrwww」と涎を垂れ流す。

素直 空には両親がいない。
六畳のワンルームマンションで朝は5時起きして自分の弁当作りに汗を流し、
夕方は参考書片手に額に汗して勉学に励み、
夜は日ましに少女から大人の女性へと脱皮していく肉体をもてあまし、甘い吐息を漏らしながら
じっとりと汗ばむ太股を切なげに擦り合わせる、かどうかは想像の域を出ない。

毎日が慌ただしく過ぎていく。
だから、素直 空は恋を知らない。

447 名前:2/9 投稿日:2007/11/18(日) 18:13:58.78 ID:oyUHf6MY0
八百屋の軒先でバナナを試食していたクーは、その時、
東○ストアの方から悲鳴と怒号が聞こえてくるのを耳にした。

夕暮れの商店街に、悲鳴がこだまする。
○急ストアに駆けつけた彼女を出迎えたのは、果たして、餓鬼道もかくやというほどの惨状であった。

漆黒の全身タイツに身を包み、同じく漆黒のマスクを纏った小太りの男。
それが数十人がかりで売り場を荒らし回っている。

( ^ω^)「イーッ!」
(=゚ω゚)「それは売り物じゃないんだょぅ! やめてくれょぅ!」

ある者は鮮魚売り場の水槽に飛び込み、伊勢エビを殻ごと食らい尽くす。

( ^ω^)「イーッ!」
J( 'ー`)し「あんたら、食べ物を粗末にすr」ドグチアッ

ある者は果物売り場のスイカでドッジボール大会を始める。
↑の台詞の後半は、静岡県産小玉西瓜が脳天に直撃した音だ。カーチャンは昏倒した。

( ^ω^)「イーッ!」
(*゚ー゚)「いやあああああああ」

ある者は主婦のスカートに頭を突っ込み、夫の単身赴任に堪えかねて夜泣きする大人の肉体の放つ
濃厚なその体臭に股間をおったてる。

東急○トアの各所で、このような惨劇が繰り広げられていた。

450 名前:3/9 投稿日:2007/11/18(日) 18:16:09.52 ID:oyUHf6MY0
川 ゚ -゚)(だめだこいつら…早く何とかしないと…)

立ちすくむ彼女の姿を認めて、何人かが立ち上がり両手をわきわき。
「よーしパパおっぱい揉みしだいちゃうぞー」のサインであることは想像に難くない。

川 ゚ -゚)「ひっ……」

にじり寄る全身タイツ。
後じさりするクー。
背中に硬い感触。壁際に追いつめられる。

( ^ω^)「イーッ!」
( ^ω^)「イーッ!」
( ^ω^)「はぁはぁ……ウッ!!!」

迫る悪の手。
哀れ、彼女の開きかけた蕾は愛する男の味を知らぬまま散らされてしまうのか?

〜ここでCM〜

451 名前:4/9 投稿日:2007/11/18(日) 18:18:20.06 ID:oyUHf6MY0
〜CMおわり〜

( ^ω^)「イーッ!」
( ^ω^)「イーッ!」
( ^ω^)「はぁはぁ……ウッ! 二発目!!!」

迫る悪の手。
哀れ、彼女の開きかけた蕾は愛する男の味を知らぬまま散らされてしまうのか?

川 ゚ -゚)「CMのあとちょっと戻って再開するの止めろ。うざい。
     じゃなくて、きゃああああああ!!」

奴らの手が哀れな女子高生に向かって一斉に伸びる。

しかし。
神は彼女を見捨てなかった。

(???)「どぅあ――――――――――――ッ!」

今まさにクーのおっぱいのさきっちょをダボォクリックしようとしていた手の持ち主。
( ^ω^)が轟音と共に吹き飛び、床でバウンドしてきりもみ状態でレジに激突。
落ちた読み取り装置がそいつのマスクを照らす。
ピッ。
「ブタニク ミキリヒン \12」

(???)「おいキミ! 大丈夫か!」
舞い上がる誇りの中で、何者かが手を差し伸べる。

453 名前:5/9 投稿日:2007/11/18(日) 18:22:15.17 ID:oyUHf6MY0
川;゚ -゚)「あ、あなたは……?」

('A`)「今の内だ! 逃げるぞ!」

白地を基調に、赤の飾りベルトをアクセントとした厚手のジャンパー。
しかも肩は、ハンガー外し忘れてんのかと思うほど尖っている。
異常にでかいバックルのベルト。
ピッチピチのケミカルウォッシュジーンズ。
ジャンパーに合わせた白と赤のスニーカー。
そして髪型は、デビュー当初のSM○Pそのもの。

川 ゚ -゚)「うわあ………」

そんな格好の男が空手の出来損ないみたいなポーズを決めながら絶叫したら。
あなた、どう思いますか?

('A`)「ちっ、数が多すぎるか。
   お嬢さん、ついてこい!」

オーバーアクションに上半身を旋回。しかる後に右手をビシッ! と差し出す。
今時「お嬢さん」。こいつ頭湧いてんのか。
クーは些か冷静に状況を見ていたが、その奇人に手を取られて仕方なく走り出した。

ちなみにその間、目の舞にいた黒タイツは「どうしよう」のジェスチャー(両手をおろおろさせるやつ)で待機。
クーと奇人が走り出したのを見届けてきっかり3秒後に怒号を上げた。

( ^ω^)「イーッ(敵襲! 総員、奴を追うお!)!!!!」

454 名前:6/9 投稿日:2007/11/18(日) 18:26:00.02 ID:oyUHf6MY0
素直 空は走っている。
見知らぬ(キモイ)男に手を引かれながら。

線路脇を駆け抜け、狭い路地を縦横に折れる。
しかし、曲がり角に来る度に( ^ω^)が顔を出す。
振り向けば、後ろからも( ^ω^)の大群。

ε=( ^ω^)( ^ω^)( ^ω^)( ^ω^)( ^ω^)( ^ω^)       ε=川 ゚ -゚)'A`) 

('A`)「ちぃっ!」

ついに2人は袋小路に追い込まれる。

( ^ω^)「イーッ(ここで会ったが100年目、おとなしく死ぬお)!」

( ^ω^)、ルパンV世の「ふ〜じこちゃ〜ん」みたいなポーズで一斉に躍りかかる。
それは紛う方無きやられキャラの突撃方法であった。

('A`)「こうなったら……
   キミはちょっと向こうを向いててくれ!」

いや、向こう向いてても気付くよこの状態だったら。
クーを後ろに下げて、奇人は、大げさなポーズで腕を旋回。
その様子は、素直 空(←何故か向こう向いてない)には何故かスローモーションで、残像付きに見えた。


('A`)「すぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ……
    『変         身!!!!!』」

457 名前:7/9 投稿日:2007/11/18(日) 18:30:07.65 ID:oyUHf6MY0
('A`)「すぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ……
    『変         身!!!!!』」

奇人のバックルが輝く。
なんかテーマ曲みたいな音楽と変身の仕組みの解説が入るが長いから省いて一瞬後。
輝く赤と銀、2色の装甲を纏った戦士がそこにいた。

('A`)「この世に悪のある限り、俺は戦い続ける……
    正義の使者、『ジャスティスブルー』!!!  見参!!!!!!」

やってしまった。
ジャスティスブルーなのに赤。「ブルー」なのに。
クーはそう思ったが、空気を読んで控える。もちろん作者も同意見だ。

ちなみに、変身前と変身後は顔が違うので注意。
('A`)   ←変身前
('A`)   ←変身後

459 名前:8/9 投稿日:2007/11/18(日) 18:32:42.49 ID:oyUHf6MY0
( ^ω^)「イーッ(しかし、この数相手に変身してどうするつもりだお! 多勢に無……!)!」

( ^ω^)の顔が引きつる。いや、マスクの下なので引きつっているかどうかは分からないが、
マスクが歪みまくって顔の模様が(^^ω)こんな感じになっているので、まず間違いないと見ていい。

その視線の先でジャスティスブルーが取り出した兵器。
それは、あまりにも大きすぎた。大きく、ぶ厚く、重く、そして大雑把すぎた。それはまさに鉄塊だった。

('A`)「『狼牙』兵装五三式・雷火」
厨臭い名称にはワケがある。詳細はWikipediaの「ウルフファング」最下部を参照されたい。

パイルバンカー。
長さ、およそ8m。直径、およそ18cm。
この人知を越えた鉄柱を炸薬の働きにより超高速で打ち出し、貫く。
その破壊力は近接兵器の中では最強とされ、ドリルに次ぐ人気を誇る。サイズは適当だ。

狭い袋小路。
そんなモノを突き立てられたら、逃げ場などどこにもないではないか――。
黒マスクは、自らの肉体が鋼鉄の杭に突き通されるという甘美な妄想に身を震わせ、はしなかった。
別に甘美ではないからだ。そもそも――――

('A`)「ファイア!!」

―( ^ω^)―( ^ω^)―( ^ω^)―( ^ω^)―( ^ω^)――――Φ('A`)



―( ^ω^)―( ^ω^)―( ^ω^)―( ^ω^)―( ^ω^)―

地の文があれこれ書いている内に、( ^ω^)はだんご13兄弟ぐらいになってしまった。

462 名前:9/9 投稿日:2007/11/18(日) 18:36:13.23 ID:oyUHf6MY0
戦いは終わり、日暮れ。
静けさを取り戻した商店街を、素直 空は一人で歩いていた。

('A`)「ダメだ!
   君は俺といるところを『奴ら』に見られている。いつ復讐されないとも限らない」

そういって奇人は輝く歯を見せ、('A`)b と親指を立てたものだ。
その奇人は途中の交番に捨ててきた。
町中で人間だんご13兄弟を製造するとどのくらいの罪に問われるのか、それは分からない。

だが――

川 ゚ -゚)「熱い、男だった」

その暑さ、いや熱さだけは本物で、そのまなざしに偽りはなかった。
次に彼が目の前に現れたときは話でも聞いてやろう。そう素直 空は思うのだった。

この時、彼女は知らない。
いずれはハイレグ怪人「ファントムシルバー」として、敵として奇人の前に立ちはだかる宿命を。
敵味方に分かれ、揺れる女心を抱えて対峙する運命を。

そして作者はきわどいコスチュームの女幹部从 ゚∀从のおっぱいポロリシーンを、
無理矢理にでもストーリーに突っ込めなかったことを歯がみするのだった。

              『袋小路でパイルバンカー! 〜女心は秋の空〜』のようです おしまい

464 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日:2007/11/18(日) 18:38:22.66 ID:oyUHf6MY0
以上、支援d


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